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佐川急便のフィッシング詐欺!再配達料金110円は危険!見分け方と対策を解説

佐川急便のフィッシング詐欺!再配達料金110円は危険!見分け方と対策を解説

ネットショッピングをよく利用するあなたなら、一度は佐川急便から不在通知のメールを受け取ったことがあるのではないでしょうか?

「お荷物をお届けに上がりましたが、ご不在のため持ち帰りました。ご都合の良い日時を指定して、再配達を依頼してください」

あ、再配達依頼しなきゃ!

と、つい焦ってリンクを押してしまいがちですが…

その、再配達案内はフィッシング詐欺かもしれません!

最近、配送業者を装ったフィッシング詐欺メールやSMSが急増しており、巧妙な手口で個人情報を盗み取ろうとしています。

私も先日、佐川急便を装った「重要: 佐川急便 配達状況の更新.」という件名のフィッシング詐欺メールを受け取りました。

今回のブログ記事では、私が実際に受け取ったフィッシング詐欺メールの実例を元に、

  • 佐川急便のフィッシング詐欺を見分けるポイント
  • 被害に遭わないための対策

を、分かりやすく解説していきます。

佐川急便から再配達のメールを受け取った方は、まず、このブログ記事を最後まで読んでみてくださいね。

目次

佐川急便のフィッシング詐欺メールの内容とは?

まずは、私が実際に受け取った、佐川急便のフィッシング詐欺メールのスクリーンショットをご覧ください。

佐川急便 再配達通知 フィッシング詐欺 再発送するには110円
重要: 佐川急便 配達状況の更新.

佐川急便 配達通知
お客様へ、

お知らせいたします。 お客様の荷物(追跡番号: 4001-6064-9718)を配送しようとしましたが、再発送するには110円を支払う必要があります。

再配達と料金の支払い

配達予定日: 2024年08月23日

48時間以内に対応いただけない場合、お荷物は発送元に返送されます。

サポートが必要な場合やお問い合わせがございましたら、カスタマーサービスまでお気軽にご連絡ください。

佐川急便をご利用いただき、ありがとうございます。

敬具、
佐川急便チームより

ご不明点がございましたら、お問い合わせください。

お問い合わせ先:

電話番号: 0120-189595

営業時間: 9:00 ~ 18:00

月曜日から金曜日(祝日を除く)

メール: goal_gcc@sagawa-exp.co.jp

件名は「重要: 佐川急便 配達状況の更新.」、差出人名は「佐川急便株式会社」と表示されています。

本文には、荷物の追跡番号が記載されており、一見すると公式のメールのように見えます。

また、佐川急便のロゴマーク、問い合わせ電話番号、営業時間、メールアドレスなどが記載されており、公式情報も巧みに利用しています。

しかし、このメールには、いくつかの怪しい点が見られます。

怪しい点
  • メールアドレスが怪しい
  • 不自然な日本語表現
  • 不審な料金請求
  • リンク先URLの確認

メールアドレスが怪しい

怪しいメールが届いた時、まず確認すべきは送信元のメールアドレスです。

今回のフィッシング詐欺メールでは、「redelivery.sagawa-exp.co.jp@sagawa-expo-support.shop」というメールアドレスから送信されていました。

佐川急便の公式ウェブサイトで確認すると、案内メールは以下の通りになります。

公式メールアドレス
  • info-ptl@sagawa-exp.co.jp
  • info-nimotsu@sagawa-exp.co.jp
  • info@ds.sagawa-exp.co.jp

佐川急便からのメールで上記以外では、フィッシング詐欺の可能性を疑いましょう。

また、フィッシング詐欺メールでは、公式アドレスと全く同じアドレスを偽装しているケースも少なくありません。

なので、メールアドレスだけで判断せず、他の点も総合的に見ていく必要があります。

不自然な日本語表現

次に、メール本文の日本語表現に注目してみましょう。

お知らせいたします。お客様の荷物(追跡番号: 4001-6064-9718)を配送しようとしましたが、再発送するには110円を支払う必要があります。

この文章、どこか不自然に感じませんか?

特に、「配送しようとしましたが、再発送するには」という表現は、自然な日本語とは言えません。

フィッシング詐欺メールでは、海外の犯罪組織が作成しているケースもあり、機械翻訳のような不自然な日本語が使われている場合が多く見られます。

不審な料金請求

今回のフィッシング詐欺メールでは、「再発送するには110円を支払う必要があります」と記載されています。

しかし、現時点では、佐川急便は再配達料金を請求していません。

もし、再配達料金を請求するような不審な記載されている場合は、フィッシング詐欺を疑いましょう。

リンク先URLの確認

フィッシング詐欺メールには、偽物のウェブサイトに誘導するためのリンクが仕込まれていることがほとんどです。

今回のメールには、「48時間以内に対応いただけない場合、お荷物は発送元に返送されます。」という文言で、読者に焦燥感を与え、偽サイトへのアクセスを誘導する可能性があります。

メール本文にURLが記載されている場合は、安易に押さず、ブックマークからのアクセスや公式アプリを利用しましょう。

なぜ佐川急便が狙われる?フィッシング詐欺の標的にされやすい理由とは

「佐川急便」は、国内最大手の配送業者として、多くの人が日常的に利用するサービスです。

なぜ、佐川急便は、フィッシング詐欺に狙われやすいのでしょうか?

佐川急便を装う理由とは?
  • 荷物追跡サービスの利用増加
  • 不在通知や再配達料金は「押したくなる」心理を突く
  • 被害は個人情報流出だけじゃない!

荷物追跡サービスの利用増加

最近では、ネットショッピングを楽しむ人たちが増え、佐川急便の荷物追跡サービスを利用する人も急増しています。

多くの人が日常的に利用するサービスは、それだけフィッシング詐欺のターゲットとなるユーザーも多いことを意味します。

詐欺師にとって、より多くのターゲットを狙えるという点で、佐川急便は魅力的な標的と言えるでしょう。

不在通知や再配達料金は「押したくなる」心理を突く

佐川急便からの不在通知を受け取ると、

  • 早く荷物を受け取りたい
  • 再配達の手続きをしなければ

という心理が働きます。

フィッシング詐欺メールは、この心理的な焦りを利用し、偽物のリンクを押させようとします。

また、「再配達料金の支払いを求められたらどうしよう…」という不安も、フィッシング詐欺に騙されやすくなる要因の一つと言えます。

被害は個人情報流出だけじゃない!

佐川急便のフィッシング詐欺メールに騙されてしまうと、以下のような被害に遭う可能性があります。

  • 個人情報の流出
    氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報が盗まれ、悪用される
  • 金銭的な被害
    偽サイトでクレジットカード情報を入力させられ、不正利用される
  • ウイルス感染
    偽サイトにアクセスすることで、パソコンやスマートフォンがウイルスに感染する

フィッシング詐欺の被害は、個人情報流出だけにとどまらず、金銭的な被害やウイルス感染など、深刻な事態に発展する可能性もあるのです。

佐川急便のフィッシング詐欺に遭ってしまったら?

佐川急便のフィッシング詐欺メールについて解説してきましたが、万が一、フィッシング詐欺に遭ってしまったら、どのように対処すれば良いのでしょうか?

  • もしかして、偽サイトにアクセスしてしまった…
  • 個人情報を入力してしまった…

そんな時でも、落ち着いて行動することが大切です。

佐川急便のフィッシング詐欺に遭ってしまったら?
  • 落ち着いて状況を把握する
  • クレジットカード会社に連絡
  • パスワードを変更
  • 佐川急便に連絡
  • 警察に相談

落ち着いて状況を把握する

まずは落ち着いて、具体的にどのような情報をフィッシング詐欺サイトに入力してしまったのか、確認しましょう。

  • フィッシング詐欺メールを受信した日時
  • フィッシング詐欺メールを入力した日時
  • 入力してしまった情報
  • アクセスしたフィッシング詐欺サイトのURL

これらの情報をメモしておくと、後の手続きをスムーズに進めることができます。

クレジットカード会社に連絡

今回の佐川急便を装ったフィッシング詐欺では、クレジットカード情報を要求されます。

万が一、入力してしまった場合は、カードの利用を停止しましょう。

パスワードを変更

フィッシング詐欺サイトで佐川急便の会員IDやパスワードを入力してしまった場合は、すぐにパスワードを変更しましょう。

同じパスワードを複数のサービスで使用している場合は、それぞれのサービスでパスワードを変更することをおすすめします。

佐川急便に連絡

佐川急便のフィッシング詐欺に遭った可能性がある場合は、すぐに佐川急便に連絡しましょう。

佐川急便の公式ウェブサイトには、フィッシング詐欺に関する注意喚起と、被害に遭った場合の連絡先が掲載されています。

電話で連絡する場合は、佐川急便の公式ウェブサイトに記載されている電話番号にかけましょう。

ウェブサイトから連絡する場合は、お問い合わせフォームを利用するか、フィッシング詐欺専用の報告窓口があれば、そちらを利用しましょう。

警察に相談

クレジットカード情報や住所、氏名などの個人情報を入力してしまった場合は、警察に相談しましょう。

被害状況を説明し、必要があれば、被害届を提出しましょう。

警察に相談することで、今後の対策や、被害回復のためのアドバイスを受けることができます。

佐川急便のフィッシング詐欺!再配達料金110円は危険!見分け方と対策を解説まとめ

今回は、佐川急便を装ったフィッシング詐欺の手口から、対策、そして万が一被害に遭ってしまった場合の対処法まで解説しました。

改めて、佐川急便のフィッシング詐欺から身を守るために、重要なポイントを3つおさえておきましょう。

  • 佐川急便のフィッシング詐欺は他人事ではない!
    • ネットショッピングを利用するすべての人が、フィッシング詐欺の標的になる可能性があります。
    • 「自分は大丈夫」という油断を捨て、日頃から警戒を怠らないようにしましょう。
  • 佐川急便は、SMSで不在通知や再配達料金の請求は行わない!
    • 佐川急便を名乗る不審なSMSが届いたら、それはフィッシング詐欺です。
    • 安易にURLをクリックしたり、個人情報を入力したりしないようにしましょう。
  • フィッシング詐欺を見分けるポイントを覚え、適切な対策を!
    • 送信元アドレス、メール本文、リンク先URLなどを注意深く確認しましょう。
    • 公式アプリやウェブサイトを利用する、セキュリティソフトを導入するなど、日頃から対策をしておくことも重要です。

佐川急便は、私たちの生活に欠かせない便利なサービスですが、その裏では、フィッシング詐欺のような危険も潜んでいます。

しかし、正しい知識と対策を身につけることで、フィッシング詐欺から身を守り、安全に佐川急便を使い続けることができます。

この記事を参考に、ぜひ、フィッシング詐欺の被害から身を守り、安心できるデジタルライフを送りましょう。

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